金沢シーバス釣行(番外)

海ばっかりで釣りしてたので、気分転換に川に釣りに行く事にしました。用意したタックルはスピニングのバスロッド。ルアーはスプーン。それとじゃぶじゃぶ水の中に入って行けるように長靴を。
実家から車を走らせる事30分。鳥越村手取川の上流にやってきました。天気は雨がぱらつく程度です(写真は前日のもの)。いままでサイクリングで通ってた道沿いにあるこの川ですが、水辺まで降りるのは初めてです。

早速セッティングして竿を出すのですが、何が釣れるかなんて全然考えていません。期待してないとでもいいましょうか。こんな綺麗な景色を眺めながら竿をだせるだけでよかったくらいなのです。まー、そういう殺気の無い状態でキャストしたのがよかったんでしょうか、ピクピクと小さなアタリが。「おっ」とリールを巻いて寄せて来ると・・・

手のひら大のウグイ(笑)かわいいやつが釣れたなー、と思いながら写真を撮ってリリース。
その後もウグイが釣れまくり(笑)てのひら大のから30cmくらいはある大物まで。数えるのも忘れて楽しみました。どうやらこの川、ウグイは大小沢山いるようで、ルアーを巻いてくると小さいのが何匹も後を追ってついてきます。
しばらくやって分かったのですが釣るには少しコツがあります。アップストリームよりもややクロスぎみにキャストして巻いてやると、ラインが川の流れに押されて、ルアーが一時Uターンする場面があると思います。一時だけ自分から見て下流側からルアーがのぼってくるようになるんですね。そこで急に速度のゆるまったルアーにガツンとくるのです。アップストリームでもこないことはないのですが、どうも川の流れの関係で、早くリールを巻いてやらないとルアーが動かないんですよね。ルアーの速度も速くなりすぎて、魚が追いきれないんじゃないかと思います。

そうやって楽しみながら釣りをしてると、ひとりのオジサンが近づいてきます。

おじさん「なんか釣れた〜?」
僕「いやー、ウグイだけですねぇ」
おじさん「そっかー、ヤマメは釣れんかぁ」
僕「えっ!この川、ヤマメいるんですか!」
おじさん「いるよ〜。放流してるからねぇ。」

これを聞いて俄然やる気がでる僕。「ヤマメみたいな綺麗な魚が釣れたら嬉しいだろうなぁ。引きもウグイよか強いだろうし。」なんて思いながら川をさかのぼります。途中トロいながれがしばらく続くところにやってきました。50mくらい前方には赤い橋がかかっています。すぐ左には流れ込み。魚のいそうな雰囲気がムンムンしてます。そこでついに来ました!こいつが!

ヤマメー!引きはウグイの大きいのとそんなに変わりませんでしたけど、あがってきたのはまぎれも無くヤマメです。青い斑点模様がとても綺麗なヤマメでした。うーん、何度見てもほれぼれします。シーバスやウグイなんて姿形はなんの色気もないですもんねぇ。こんな綺麗な魚が釣れた日にゃあそりゃテンションあがります。
このヤマメが釣れた時点で気分は最高潮になりました。この日はその余韻に浸りながら納竿。あー、楽しかった。シーバスより楽しめた感じです。